BSCとは、バイオロジカル・ソイル・クラスト(Biological Soil Crust)の略で、乾燥および半乾燥生態系における土壌表面上の生物のコミュニティです。
森林の最初の段階で地表に形成されるのがBSCで、
糸状藻類を活用してBSCを形成する工法がBSC工法です。
BSC工法を実施した土壌に植生基盤が形成され、実施した場所を飛来する種子等が定着し成長するベースとなります。
BSCの元となる糸状藻類は汎存種(コスモポリタン)であり、また雌雄が無く、クローン増殖を行う藻類であるので、生態系への影響が無く、また遺伝的攪乱を起こすこともありません。
BSC工法は、日本工営株式会社が国立研究開発法人土木研究所と共同で開発した工法で、BSCといわれる土壌藻類から生成した資材を散布することで、土壌微生物のコロニーが形成され、土壌の浸食を防止し土壌を安定化させる工法です。
従来方法では多くの問題点が考えられます
BSC工法の安全性
BSC工法は、従来の法面緑化工などの工事と同様に、資材を法面に吹き付けることが必要なため、人や重機が入ることのできる場所への提供に限られています。ドローンによるBSC工法を行うことにより、人や重機が入ることのできない場所や、起伏の激しい斜面など人が散布することに危険が伴う場所に対しても、BSC工法の提供が可能となります。
弊社では、BSC工法を行うための専用ドローンの開発を行っています
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